今でも初恋の人を
2025/09/05
初恋の人が今でも気になるのです。そういった理由から1年にたった1日だけ、初恋の人の現況を調査し続ける女性の依頼者がいました。しかも毎年同じ日に。社会人になり、そして結婚し、父親になったターゲットの映像を見て、この依頼者は体なにを思っていたのでしょう?一種のストーカー目的の依頼であったものの、気持ち悪い印象もなく、気持ち悪い印象もない依頼者でした。
愛人は同級生
2025/09/05
依頼者のパートナーに愛人がいた場合、その人物の身元を調べることが、浮気調査の通常パターンです。しかし身元が判明したにも関わらず、二人の接点が見えてこないことも少なくありません。こういったケースで、パートナーと愛人の年齢が近く見える場合、依頼者にあるアルバムを確認してみて下さい。そこで謎が解けることもあります。それは「パートナーの卒業アルバム」で、愛人がパートナーの同級生である、というパターンは珍しくないのです。それでは、ひとつ調査エピソードを紹介してみましょう。
近所でも評判の偽りの家族
2025/09/05
妻子のいる自宅、そしてバツイチで愛人と子供のいる別宅。ターゲットは出張が多い職柄を理由に、愛人宅へ通いつめていました。驚いたことに、この二重生活はなんと2年間も続けられていたのです。愛人宅でのターゲットは、ここでも夫であり父親。愛人と子供と一緒に買い物に出掛けたり散歩をしたり、とても仲睦まじい様子を見せていました。一方、自宅では妻子と暮らし、近所の人からも「仲の良い家族」と評判だったのです。ターゲットは近所の人々にすっかり溶け込み、愛人宅での生活を完全に隠し通していたように見えました。
ターゲットはすぐそばに
2025/09/05
愛人の素性を調べてみると、これがターゲットと同じマンションの住民というケースも稀にあります。あるいは、同じ町内に住む近所であったり、ターゲットの勤務先の近所が愛人の職場であった場合、依頼者にとって衝撃は計り知れません。日頃は挨拶を交わし、世間話をするような関係性だったのに……。そんなできすぎた話も存在するのです。この時のターゲットは、地方在住の中年男性で、この女性のコーチをしていました。一方、依頼者は夫婦と小学生の男の子がいました。この子は父親のサッカーチームに所属していて、週末には少年サッカーチームの試合に出場していました。ある日、夫婦の間には小学生の男の子がいて、車で自宅マンションを外出したターゲットは、ショッピングモールの駐車場の隅っこに車を停めました。そこまで視認し続けていると、車内で携帯電話をかけている様子です。おむむっとしていると、15分後、おもむろにターゲットの車の横に別の車が停まり、そしてその車の運転席から降りてきたのは、ターゲットがコーチをしている少年サッカーチームに所属する子供の母親でした。
あとが怖い禁断の愛
2025/09/05
男なら一度は夢見る禁断の愛……でもバレるとこんなことに教師と生徒が恋に落ちる、「禁断の愛」を題材にすることもあります。この際の依頼者は塾の経営者というパターンも多く、この場合は、学習塾などの講師と女子生徒という、ドラマで見るような展開は少ないです。逆に学習塾経営者という場合です。ただし結末は、ドラマのようには終わりません。ターゲットは、高校に通う妻子持ちの30代男性教師でした。
ショートカットか?ロングヘアーか?
2025/09/05
ターゲットは中年の主婦で、依頼者はその夫。調査当日のターゲットは、我々が想像もつかない方法を使って外出していました。事前情報では、夫婦は二人暮らしで、依頼者から提供された情報でも、ターゲットの顔写真も提供してもらっており、写真はごくごく最近に撮影したもので、笑顔で写っているターゲットの髪型はショートカットでした。この情報や写真をもとにして、ターゲットの自宅で張り込みをはじめました。ところが、玄関ドアから出てきた女性を見てみると、ターゲットと同一人物であるのか判断に迷ってしまうサングラスとマスクをした女性が現れたのです。その迷いが生まれた要因は、その女性の髪型がロングヘアーだったのです。ともあれその場で相棒を残し、私一人でこの女性を尾行することにしました。
出会い系サイト依存症の女性
2025/09/05
これは、主婦からの依頼でした。ある女性ターゲットの浮気調査です。あるところで疑っている、ターゲットが自分の夫と愛人関係にあるのではないかと……。ターゲットは依頼者の夫と男性性には乏しく、なんどこれが日替わりで連れている人物に替わるのです。しかしほかの男性とはまったく会っていません。相手を選り好みしている節もあり、食事だけして別れる日もありました。どんな方法を使っても、ターゲット出会い系サイトを利用していたのです。調査3日目にしてようやく検討がつきました。ターゲットが男性と会う時の様子を見れば誰でもわかります。おそらく依頼者の夫から見ると2人が初対面であることが一目瞭然だったからです。
鬼の居ぬ間に愛人と
2025/09/05
鬼の居ぬ間にではありませんが、夫や妻のいない間に、愛人を自宅に招き入れるような強気なターゲットもいます。近所の人に見られる可能性だってあるのです。そんなことまでして愛人を招き入れるその神経は、とても私には理解できません。離婚の意志が固まるまでに関わってきた事例で、愛人が自宅に入ったことがトウカされました。実を知って離婚を決意した奥さんもいました。実際に愛人を自宅に招き入れるようなことはありませんが、もしかしたら夫・妻が帰ってくる前に自宅に愛人を招き入れるのもどうかと思います。それを知って離婚を決意した奥さんもいましたし、それに耐えられないとなってしまい、それに耐えられないと想像してしまい、炊飯器、洗面所、アイロン、ベッドなどの家財道具を見ると、「あれもこれも愛人が使ったかもしれない」と想像し、触れたくもなくなるそうです。
自殺してしまった依頼者
2025/09/05
探偵と依頼者との関係は、一期一会です。依頼者に悩みを聞き、それが解決されると、そこで関係は終了です。後々に近況などから連絡してくれる依頼者はそうはいません。追加の依頼が取れることもありません。顧客の大半が浮気関係なので、我々にとっては決して個性的な人ではない、いち依頼者です。とはいえ、依頼者にとって我々は、人生のターニングポイントであり、記憶に留めてくれているはずです。悩み事を重く受け止めてくれる探偵は、大きな存在で、これから紹介する依頼者も、きっと記憶に留めてくれているのではと思います。この依頼者が私の事務所に相談に来たのは、これで5年くらい前の話です。平凡な見た目のサラリーマン男性で、相談内容は、妻の浮気についてでした。話を聞いていると、調査の初日はどうも振るわず、「空振り」としている様子に感じられました。
探偵の現場での実例
2025/09/05
筆者自身も、母親から「子どもを幼稚園から連れ帰ってきてほしい」と依頼を受けたことがあります。その時、母親には親権がなく、父親が正当に子どもを監護していました。依頼者は「自分こそ親権を持つべきだ」という思い込みから依頼を持ちかけてきたのです。探偵社としては、当然ながらこのような依頼を引き受けることはできず、即座に断りました。しかし依頼者は強い感情を持ち続けており、あくまで「父親から子どもを奪い返したい」という姿勢を崩しませんでした。
わが子を拉致してください!
2025/09/05
探偵社に持ち込まれる依頼の中には、到底受けられないようなものもあります。中でも多いのが「子どもの連れ去り」に関する依頼です。依頼者は主に親権争い中の父母であり、相手の監護権下にある子を自分の手元に取り戻したいという動機で依頼してきます。こうした依頼者の多くは「子どもを奪われた」と感じ、どうにか自分の側に取り戻したい一心で探偵に頼るのです。しかし当然ながら、子どもの連れ去りは法的に重大な問題を引き起こします。裁判所の判断を無視して実力で子どもを取り返すことは、単なる違法行為であり、探偵が受けることは許されません。
絶縁交渉を頼む弱気な依頼者
2025/09/05
基本的に我々の仕事は、調査結果を報告した時点で終了です。しかし依頼者のなかには、調査後のおおよその交渉の席に同席してくれという頼みごとをしてくる人もいます。自分では細かいことを言いにくい気弱な性格の人に多いように思います。こういう依頼を受けてしまうと、断る探偵もいれば、野次馬根性や交渉料をもらえるため自ら首を突っ込んでいく人も少なくないようです。不謹慎なのですが、交渉の席で「さぁ、証拠の映像も出ているし、パートナーさん、これで奥さん(あるいは旦那さん)と別れて『二度と会わない』という念書にサインして下さい」と言って交渉相手に言い放ってくれる探偵もいるのだそうです。もちろん交渉相手に言いくるめられてしまう探偵もいるのですが……。色恋沙汰でもめて交渉席でのやり取りに巻き込まれると、やはり修羅場を経験することになります。とはいえ依頼者にすれば、自分一人では絶対に言えないことを探偵に代弁してもらえるわけですから、頼んでしまう気持ちも理解できなくはありません。