インターネットのトラブルの相談先
・インターネットトラブルの急増インターネットの普及に伴いトラブルも急増しています。これには以下のものがあります。①インターネットショッピング(電子商取引) ネットショッピングのトラブルの典型は、代金を先払いしたが品物が送られてこない、というものです。ネットショッピングの実態は通販売であり、業者が行う通信販売は、特定商取引法によって規制されます。②ネットオークション典型例は、落札して代金を振り込んだが、品物が送られて来ない、というケースです。ネットオークションは個人売買が多く、業者でない個人には、特定商取引法の規制はありません。ネットショッピングと同様、代金の前払いは避けることです。②狙われている個人情報 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、ID、パスワードなどの個人情報が撮れると、迷惑メールが送られてくる、パソコンに侵入されメールを読まれたり、データを改ざんされる、覚えのない契約や商品の請求が来る、などの問題が生じます。④インターネット接続による高額な料金の請求電話会社から、高額な請求がきて、調べてみると、インターネットが原因だった、というトラブルが増加しています。これは、過去にアクセスしたサイトで、アクセスポイントがダイヤルQや国際電話に切り替わるプロクラムをダウンロードしたことによるものです。今日では審査や接続において対策が施されています。⑤その他 掲示板への悪口、コンピュータウィルス、ポルノ、著作権侵害の問題などもあります。・インターネットトラブルへの対応インターネットトラブルに対しては、前記の特定商取引法、消費者保護法、民法、刑法などの各法令に照らして、具体的な対策を立てることになりますが、まず、被害をくい止めることが重要です。次に、その損害をどう回復するか、また、告訴して刑事罰を求めるか、などの対応が必要です。しかし、インターネットトラブルは多種多様であり、また、匿名が多く相手の特定も困難な場合もあり、被害にあったら、すぐに専門機関や察のハイテク犯罪対策室に相談することが最善の策といえます。なお、「プロバイダー責任制限法」が平成14年5月から施行され、被害者は発信者情報の開示をプロバイダーに求めることができますが、開示のためには、自己の権利が侵害されたことを明らかにしなければなりません。⭐︎ポイント便利だがトラブルも多い。